2009.12.21 シルヴィ・ギエム&アクラム・カーン・カンパニー『聖なる怪物たち』@梅田芸術劇場

シルヴィ・ギエムは、2007年の来日公演時、全国縦断で、クラシックバレエからコンテンポラリーへと続くバレエの時間の経過を、自身のステージで余すところ無く見せてきました。ギエムがその舞台で見せたのは、単なるバレエの美しさだけではありません。舞踊と自身の進化の過程を重ね合わせて、バレエが進む今後の道の先を照らしたのです。その舞台を見た多くの観客は、ギエムと共に舞踊の無限の可能性を目にし、今後のギエムの活躍の場所がどこにあるかを知ったのです。